プロ仕様の動画編集ソフト「VEGAS PRO (以下ベガスプロ)」の製品説明会に行ってきました。
ベガスプロは、プロのクリエイターも使っている動画編集ソフトで、使いこなせば「ファイナルファンタジー」のような動画さえも作ることができるというかなり高機能な製品です。
そう、使いこなせれば……ね!
高機能ながらもベガスは初心者にこそ使いやすい動画ソフトとのこと。
どれだけ簡単に操作できるのか、また毎年秋にはバージョンアップで新機能が追加されるため、今までの製品との違いについてわかりやすくご紹介します。
60分でわかるVEGAS
ベガスの操作画面を見たときの私の第一印象は、「むずかしそうで私には無理かも」と体が拒否反応。
動画を初めると操作の複雑さに途中で挫折してしまう人が多いそうですが、動画編集ソフトは「料理をするところ」と同じと考えるといいと説明されてストンと理解することができました。
動画ソフトをお料理にあてはめて考えると簡単!
- 左上が「材料置き場」
- 下が材料を調理をする「まな板」
- 右上が「鍋」
すごくわかりやすくないですか⁉
教えてくれたのは「山梨の飯田さん」。
え、だれ?と思うなかれ。
ソニー直営店でベガスのよさをずっと伝えている人気講師の方なんです。(※「VEGAS」は元々ソニーの業務用機材用として販売されていました)
ソフト販売元のソースネクストの社員さんではないので、他社製品と比べたときの信ぴょう性がありますし、誰よりもベガスのよさと使いやすさをわかっているだけあって、複雑な操作が苦手な初心者でも理解できるようなわかりやすい解説が大変喜ばれているそうですよ。
そんなベガスのプロ飯田さんが、ベガスをおすすめする理由を教えてくれました。
VEGASが動画初心者におすすめな理由
有料動画ソフトを検討する際、
- MAC
- アドビ
- VEGAS
有料動画ソフトのシェアを独占している3つの中から選ぶことになりますが、一番軽くて使いやすく、価格もお手頃なのがベガスなんですって。
「ベガス」は、1999年にSonic Foundry社が開発したオーディオ編集ソフトから始まりました。2019年で20周年なので、パソコンソフトとしては大変歴史あるブランドです。
プロが選ぶ速さと使いやすさ
なぜ、長い間プロのクリエイターにも選ばれてきたのか、その理由は「スピード」と「使いやすさ」、そして満足してとどまることのない「技術革新」。
プロの現場ではスピードが命。
そんな忙しくて時間のないクリエイターたちが、直感的に素早く編集できるようにベガスは作られています。
動画編集ソフトはいろんな操作ができる分、重くて動きが遅くなりがちですが、飯田さん曰く、有料動画ソフトの中で一番軽くて動きが早いのがベガスなのだそうです。
だから動画初心者の方が、ソフトをパソコンにダウンロードして起動しなかった場合、何が悪いのだろうか?と考える無駄な時間もなくなるとのこと。
はじめての時って「なにがわからないかがわからない」ので、ちゃんと動いてくれるのは助かりますね。
ノートパソコンにもダウンロードできた
新製品のベガスプロ17は、16と比べてパソコンの要求するスペックが高くなっているので、個人使用のノートパソコンでは使えるのか心配でした。
説明会の参加者は、ベガスプロ17を体験するためにその場でソフトをダウンロードしてもらいましたが、私のNECのノートパソコンでも、友達のサーフェスやLenovoでも使うことができました。
パソコンのスペックが多少低くても、固まらずサクサク動くのはすごい!
もし、ベガスを使ってどうしても動かなければ、ほかの動画ソフトでも動かない可能性が高いため、それはパソコンの買替えの時期と考えたほうがいいそうですよ。
■対応OS:Windows 10(64ビット版のみ)
■CPU:
・第6世代Intel Core i5(またはAMDと同等)以上の場合:2.5 Ghzおよび4コア以上
・4K、第7世代Intel Core i7(またはAMDと同等)以上の場合:3.0Ghzおよび8コア以上
■メモリ:8GB以上のRAM(16GBを推奨、4Kには32GBを推奨)
■インストール容量:
プログラムインストール用に1.5GBのハードディスク空き容量
4Kメディア用のSSDまたは高速マルチディスクRAID
※ベガスプロ16はWindoes7・8.1・10(64ビット)でした。
動画を調理するイメージで作る
「動画編集ソフトは料理をする場所」と教えてもらいましたが、まさにその通り。
動画を調理するイメージで、
❶ 用意した素材(動画)を選んでまな板へ。
❷まな板の上では素材の下ごしらえ。
いらない部分をカットしたり、素材と素材をつないだり。
❸そのままでもよいのですが、調味料(音楽や効果音、テキストなど)を加えるとより出来上がりがよくなりますね。
❹調理したすべての材料が鍋に入っているので、味見(視聴)をして完成です。
初心者でもマウスドラッグで簡単操作
素材はマウスとボタン操作ですべてできるのも簡単な理由です。
「ここに持ってきて……」と素材をドラッグで動かしたり、「この部分をカットして……」と直感的に操作できます。
だから、初めて触るときでもベガスの取扱説明書とにらめっこしながらやるわけではないので、作業が楽しいんですよね。
ファイナルファンタジーが作れるくらい高機能なので、上を目指せばキリがありませんが、自分がレベルアップして「こんなことをしたい」と思ったときに、使える機能がそろっているのはいいですよね。
動画編集は生活が豊かになる
飯田さんの動画講座を受けにくる方は、中学生から年配の方までとても幅広く、中学生は4K動画をサクサク編集できたり、年配の方はお祭りなどの地域のイベントを動画にして周りからも喜ばれ、生きがいを感じている方が多いのだそうです。
これすごくわかります。
私が最初に動画を作り始めたのは、長男のサッカークラブの卒団式のスライドショーを(仕方なく)作ったのがきっかけでした。
はじめてなので時間がかかったけど、とても喜ばれたし各家庭で10年ちかくたった今もみてくれていると聞くと本当にうれしくなります。
「動画づくりはとても楽しい!」
でも、複雑な作業で途中で挫折してしまう人がとても多いので何とかしたい。
そんな思いから、山梨の飯田さんはできるだけ多くの人に動画ソフトの使いやすさをつたえているのだそうです。とてもわかりやすいので動画ソフトに悩んで困っているなら「山梨の飯田さん」の動画をみて背中を押してもらってくださいね。
ベガスは操作がコストパフォーマンスがよく操作が簡単で、動画編集の敷居は低いけれど、性能は世界一という言葉が印象的でした。
飯田さんの動画サンプル動画が見れます↓
VEGAS Pro17の値段
ベガスプロはどこで買うのがよいのでしょうか。
ベガスを販売元のソースネクストでは、期間限定で大変お得なセールを行っています。最大90%OFFのキャンペーンもあるので、こまめにチェックするのがおすすめです。
※セール時期は何回かありますが、新製品発表される秋(9月)が一番安い気がします。
90%OFF!!??
定価で買う人いるのかしら?
なんて思っていたら、私の知っているYoutubeで活躍されている女性のクリエイターさんは、
「私はベガスプロも説明動画も定価で買ったのよ(涙。だからこの価格は絶対にお得!!ベガスは機能がたくさんあるので、解説動画付きの全部セットがいいよ」
と教えてくれました。
追記 プロの道具を安く手にするチャンスTHE Chaneキャンペーン開催中。
キャンペーンは変わるのでこ現在のキャンペーンはちらのページで確認してくださいね。
VEGAS Proシリーズはどれを選ぶ?
ベガスプロシリーズには、
- VEGAS ProEdit(エディット)
- VEGAS Pro
- SUITE(スイート)
があり価格が異なります。
どんな機能がついていて、どんなことができるのか、何が違うのかがよくわかりません。
「で、ぶっちゃけどれがいいんですか?」
と、ソースネクストさんに聞いたところ、
「VEGAS Pro Suite」とのことでした。
安いからといって「全部パック」を買っても宝の持ち腐れになりそうなので、VEGAS Pro Suiteか飯田さん推奨パックが間違いなさそうです。
どのような機能の違いがあるのか比べてみました。
ベガスプロシリーズの違いは?
大きな違いは、オーディオ編集ソフトや手振れ補正などのおまけソフトがついているかいないかです。
「VEGAS PEO 17 Edit」に、オーサリングソフトやゆがみ補正ソフト、オーディオ編集ソフトなどを収録した最上位版が「VEGAS Pro 17Suite」。
特に「Steinberg SpectraLayeres Pro6」というオーディオ編集ソフトは、録画している時に入ってしまった救急車のサイレンの音だけを特定してきれいにとりのぞけるので便利です。
もちろんEditに追加買いもできますが単品価格は45,360円と高いので、これから買うならセットのSuiteを選ぶのが間違いなくお得ですね。
・オーサリング「VEGAS DVD Architect」
・サウンド編集ソフト「Steinberg SpectraLayers Pro 6」(45,360円相当)
・プラグイン集「Boris FX Continuum 3D Objects Unit」(31,694円相当)
・プラグイン集「Boris FX Continuum Key and Blend Unit」(42,294円相当)
・プラグイン集「Boris FX Continuum Lights Unit」(31,694円相当)
ベガスプロスイートでできることは?
【suite=一揃いの意味】
名前の通りソフトウエアがこれひとつで一揃いになっています。
前述の救急車の音を消せるオーディオスペクトル編集の他、プロフェッショナルな3Dタイトルやロゴを作成できるプラグインや光や照明などを動画上に加えたり……、編集するうえでこんなことができたらいいなと思うようなことができるセットです。
- ビデオ編集(VEGAS PRO 17 Edit)
- オーディオ・スペクトル編集(Steinberg SpectraLayers Pro 6)
- DVD・ブルーレイディスク作成(VEGAS DVD Architect)「
- 高度なレンズフレアを作成するプラグイン(Boris FX Continuum Lens Flare 3D )
- 3Ⅾタイトルやロゴ作成(Boris FX Continuum Lights Unit )
- 光や照明の特殊効果をつけられる(Boris FX Continuum 3D Objects Unit )
- クロマキー合成(Boris FX Continuum Key and Blend Unit)
映画のDVDやブルーレイの制作にも使われる、プロ用のオーサリングソフトもついているので、メニュー付きのディスクをつくることが可能です!
動画を再生するためにDVDディスクへの記録フォーマットやファイル/フォルダの構成など、様々な分野において定められている決まりに従ってDVDビデオを編集すること。
VEGAS Pro17の新機能の特長
新しくなったベガスプロ17は、30種類以上の新機能が追加されました。
映像編集
- 平面のモーション・トラッキング
- タイムラインの入れ子構造に対応
- スマートな分割
- レンズ補正
- 自動スライドショー作成
特殊効果
- 超なめらかなスローモーション
- ワープ・フローのトランジション
- メッシュワープ
オーディオ編集機能
- 複数カメラの映像を音声データで同期
色補正
- HLG HDRカラーをサポート*
- 統合された色補正パネル*
- カラーカーブツール*
- LUTのエクスポート*
- 改善されたホワイトバランスツール*
*印はNEWではなくパワーアップ
専門用語が多くてさっぱりわかりません!
飯田さんから教えてもらったベガスプロ17の新機能の抑えるべきポイントは「ネスト」と「スマートスプリット」。
このふたつの機能だけでも編集効率が格段に上がるし、編集クオリティが高まるので、ベガスプロ16を持っている人でも新たにベガスプロ17を買う価値はあるそうです。
ネストとスマートスプリットについてはこちら
ベガスプロ17の新機能まとめ
- 新機能が30種類以上追加された
- 注目は「ネスト」と「スマートスプリット」
- ベガスプロ16を持っていても17を買う価値がある
VEGAS Pro 17 を使った感想とまとめ
会場でベガスプロ17を実際に触ってきました。
プロの現場で使われるため、スピードが重視された時間のない中でも直感的に編集することができるように作られているとのことですが、iPhoneの動画編集に比べると高機能すぎて慣れるまでは大変そう……というのが私の第一印象です。
ただ、今使用しているWindowsムービーメーカーも最初はかなり時間がかかったので、数をこなすことでしょうか。無料ソフトでできなかったことができるよういなるのでかなり便利になりますね。
今回製品説明会に出席した特典として、ベガスプロを体験させていただくことになりましたので、頑張って使ってみたいと思います!
2021年秋に「VEGAS19」が発売されました。
最新版 VEGAS 19の製品機能比較表はこちら追記
実際に使っているYoutuberクリエイターの先輩から、ベガスプロは高機能なので使い方マニュアルは一緒に買ったほうがいいよと教えてもらいました。
山梨の飯田さんの個人レッスンは100分1万円(50分追加ごとに5000円)で受けられますが、時間が取れなかったり遠方の方は飯田さんの解説動画セットがお得でいいですね!
※かごに入れる前に最新バージョンか製品の詳細ボタンより確認してください。2022年現在ベガスプロ19が最新です。
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