コロナ禍で中国語教室をやめてから、ポケトークW(エントリーモデル)を使って、自宅で中国語の勉強をしてきました。
「AI学習機能」や「カメラ翻訳機能」がついた新型「ポケトークS Plus」を使ってみたところ、語学学習向けに進化していたので、ポケトークを使った中国語学習のどんなところがよいのかをまとめてみました。
ポケトークW/S/S Plusの違い
私が初めてポケトークWを購入したのが2019年。当時は3万円でしたが現在は値下がりし、9,900円と大変安くなりました(ちょっと悔しい!)。
海外旅行にも持っていきましたが、コロナ禍後はバージョンアップしながら家での、中国語学習に使用。
2020年にポケトークS、2021年にポケトークS Plusが発売。
私が使ってきたポケトークWと比べて、S/S Plusは機能が追加されたので、その違いをまとめました。SとS Plusは機能・翻訳性能は同じですがサイズや連続使用時間が異なります。
W | S | S Plus | |
形状 | 卵型 | 四角 | 四角 |
サイズ | 5.9×11㎝ 厚み1.5㎝ | 5.3×9.6㎝ 厚み1.1㎝ | 6.5㎝×12.3㎝ 厚み1.1㎝ |
重さ | 100g | 75g | 125g |
画面 | 2.4インチ | 2.8インチ | 3.97インチ |
カラー | 5色 | 7色 コラボモデル | 1色 |
新機能 | - | カメラ翻訳 AI会話機能 現地通貨計算機 現地時刻表示 GPS | カメラ翻訳 AI会話機能 現地通貨計算機 現地時刻表示 GPS |
連続翻訳時間 | 135分 約5.5日 | 105分 約4.5日 | 130分 約5.5日 |
待機状態 | 約5.5日 | 約8日 | |
発売 | 2018年8月 | 2019年12月 | 2020年7月 |
価格 | 9,900円 | 32,780円 | 34,980円 |
ポケトークS Plusを選んだ理由
メリット | デメリット |
画面が大きくい | コンパクトさに欠ける |
文字が見やすい | ポケトークSより重い |
画面をタップしやすい | 色が選べない |
連続使用時間1.6倍 | 2,000円高い |
私がポケトークS Plusを選んだ理由は、なんといっても画面が1.85倍大きいこと。老眼年齢には見やすいし、タップしやすいのがよかったです。
Sよりも重く大きいので携帯には不向きですが、家で学習に使うので問題なし。
WからSに変わったときに、連続使用時間が短くなったのがデメリットでしたが、S Plusは本体が大きい分バッテリーの容量が増え、Wと同じくらい使えるようになりました。
中国語会話勉強法
今まで使っていたポケトークWもよかったのですが、ポケトークS Plusを使ってみると新機能が大変便利でした。
最初は英語のみだった会話機能に2020年4月より中国語が追加。やったぁ~!
- AI会話レッスン機能
- カメラ翻訳機能
- 発音練習機能
人工知能と中国語会話レッスン
ポケトークS PlusにはAIを相手にリアルな英語と中国語の会話が練習できる機能がついています。
旅行を中心にした6つのシーン、36レッスンでリアルな会話練習ができますが、これがなかなか難しい。
- 空港
- 飛行機内
- ホテル
- 移動
- レストラン
- 観光
- ショッピング
例えばショッピングのシーンで「商品を探している途中で想定される会話」
自分が探しているものを伝えるのに、なんと言ったらよいのかわかりません。「通訳機能」に教えてもらい、発音の練習をしてから会話機能で確認。
例えばお店で探しているものを店員さんに伝えるシーン。
- 通訳機能中国語でなんというか調べる
「セーターを探しています」(音声入力)
「我在找毛衣」(翻訳) - 発音練習機能発音がOKになるまで練習
- AI会話機能AIと話す
【 レッスン内容 】
■空港・機内 ・機内食を注文する ・入国審査 ・両替する ・ホテルへの移動 ・搭乗手続き | ■移動 ・道を尋ねる ・切符を購入する ・電車に乗る ・紛失 ・タクシーに乗る ・バスに乗る |
■観光 ・チケットを購入する ・開館時間を尋ねる ・写真をとってもらう ・撮影可能か尋ねる ・観光ツアーを申し込む | ■ホテル ・チェックイン ・館内施設について尋ねる ・朝食の案内 ・周辺施設について尋ねる ・部屋のお湯が出ない ・鍵の紛失 ・体調不良 ・チェックアウト |
■レストラン ・食事を注文する ・入店する ・トイレの場所を尋ねる ・注文と違う ・食事の感想 ・会計する | ■ショッピング ・商品を探す ・値段を尋ねる ・商品を選ぶ ・試着する ・支払う 免税店での買い物 |
※ポケトークSをアップデートすれば追加できます。
発音はOKになるまでチャレンジ
発音練習機能を使って自分が正しく言えているかチェック。この正誤判定がなかなか厳しくて、ピンインが下手くそな私はバツばかり。「茶」はいまだに〇がもらえません。
機械相手だと間違えても恥ずかしくないので、何度でも繰り返して発音練習をすることができます。
「珈琲」は一発で発音OK!相手に伝わる発音ができているかが確認できる機能は本当に助かっています。
カメラで文字翻訳が便利
ポケトークWにはなかった「カメラ」がついたことで、文字翻訳ができるようになり、独学がさらにしやすくなりました。
文字を撮影すると、画像内で自動翻訳。これの何がいいかって、単語の意味を調べようとしたときにパソコンやスマートフォンでは中国語の字が出ないので、自動読み取り機能は調べるのがラクになりました。
さらに読みたい部分をタップして詳細を確認。
ここだけをリピートして発音練習。ピンインの表示があるのは嬉しい。
私は自動認識を中国語(簡体字)に設定していますが、カメラ翻訳機能は55言語対応なのでタイ語やアラビア語など読ませてみるのも楽しそう。
カメラ翻訳機能言語一覧外国語を学ぶのにポケトークが向いている理由
iPhoneのGoogle翻訳を使っていたら、中国語の先生から「できるだけGoogle翻訳は使わないように」と言われました。(※2年前なので今は性能もあがっています)
例えば「セーターを探しています」を翻訳すると
- 【Google翻訳】 我在找一件毛衣
- 【ポケトーク】 我在找毛衣
会話としてはポケトークのほうがスムーズですね。
翻訳結果は自動保存されるのでいつでも再生OK。この時、良く使うフレーズはお気に入り登録してすれば簡単に取り出すことができます。
本体機能とは別に無料アプリ「ロゼッタストーンPOCKETALK Link」を使うと、ポケトークセンターの翻訳履歴を用いて13言語でロゼッタストーンの発音判定機能によるレッスンも。
発音の善し悪しが瞬時わかるので、今後はこちらも連携して活用していくつもり。
公式サイトではポケトークを使った「カリスマ通訳者の英語学習法」などのコンテンツが充実。語学のプロも推奨する会話が上達する方法は参考になるのでおすすめです。
ポケトークのさらに詳しい使い方はこちら
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