
BELLMAISON 蚊帳ストール
青丹色、小豆色、墨色、白銀色…
このやわらかなストールは、蚊帳織りで丁寧に織り上げられた素材から作られています。
蚊帳織りは奈良の伝統産業ですが、生活様式の変化で「蚊帳」を利用する家が少なくなったため、今では蚊帳生地を作ることができる会社は、ほとんど残っていないのだとか。
「風は通すけど蚊は通さない」
そんな粗目の織り方ですが、その昔ながらの織りの良さが見直され、ストールやふきんなどでも使われるようになりました。
薄くて、やわらかいので扱いやすく、シンプルなセーターやシャツの上につけてもいいですし、ジャケットの下に入れ込んでもごわつきません。
蚊帳織りの和テイストなストールなので、着物でも使えそうですね。
蚊帳織りストールコーディネート
ストールは、プラスするだけでコーディネートの印象がガラッと変わって、首回りが華やかになるとても便利なアイテムです。
持っている服の枚数は少なくても、違った着こなしが楽しめるので私も大好きだし、助かっています。
こちらは黒田知永子さんがプロデュースしたブランドKcarat Vネックニットのベーシックなニット。
綿シルクの素材なので肌触はもちろん、見た目にも上質感が伝わり、これ1枚だけでも素敵なのですが、シンプルだからこそ さし色のプラスコーデが楽しめます。
青丹色のストールをプラス
【青丹色】は「あおに」と読みます。
「青丹よし 寧楽ならの京師みやこは咲く花の 薫にほふがごとく 今盛りなり」(『万葉集』)
「青丹よし」は奈良にかかる枕詞で、古くから染め色や織物の色名として使われてきました。
青は緑のことで、丹は土を意味するので、緑みのある土のような色ですね。
洋名ではマラカイトグリーンと呼ばれますが、青丹色のほうがピッタリな商品です。
墨色のストールをプラス
【墨色】すみいろは、染料に墨だけを使うのではなく、クヌギやビンロウなどが使われていました。
まるで墨をぼかしたような色合いなので、黒やグレーなど同色の服に合わせても、グラデーションが効いて合わせやすいのがいいですね。
小豆色のストールをプラス
【小豆色】あずき色は、小豆の種のようにちょっとくすんだ黄味がかかった赤色です。
赤い色は古くから魔除けや厄除けの色と言われますが、小豆にも病を避ける力があるため、ごはんと一緒に炊いたお赤飯がお祝いごとなどに作られるようになりました。
そんな縁起の良い赤ですが、赤をファッションに加えるのはちょっと…という方は意外と多いと思います。蚊帳織りの薄い小豆色なら取り入れやすく、顔回りも明るく見えますね。
白銀色のストールをプラス
【白銀色】しろがねいろは、限りなく白に近い光沢のある明るい灰色です。
「白銀の世界」など、降り積もった雪を例えるのによく使われます。
洋名はシルバーですが、ストールに光沢はほとんどないので白銀色といったほうがしっくりきます。
服の色を選ばず、一番合わせやすいのが白銀色じゃないかしら。
白銀色のストールを黒い服に合わせてみるとこうなります。
ウール混のフェミニンブラウスのカジュアルな着こなし。
角度によっては灰色にも水色にも見えます。
フリンジを出すと、よりカジュアル感が出ておしゃれに見えますね。
敬老の日に母への贈り物にしました
敬老の日が近いので、母に「墨色の蚊帳織ストール」をプレゼントしました。
夏冬かかわらず、母はいつでも首に何か巻いてます。
着物を着ることも多いので喜んでもらえそう。
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